英国のサッチャー元首相が2013年4月8日死去した。享年87歳。
マーガレット・サッチャーことマーガレット・ヒルダ・サッチャーは、イギリスの政治家で貴族。爵位は男爵(女男爵)。イギリス史上初の女性保守党党首、英国首相。1992年からは貴族院議員。保守的かつ強硬なその性格から「鉄の女」の異名を取った。首相在任期間は1979年5月4日から1990年11月28日。
30年以上前、サッチャー氏は首相に就任し、自由市場経済と個人の選択の原理を強く支持して英国経済を改革したほか、同氏の積極的な外交政策は冷戦を終結させる上で重要な役割を果たした。
2012年3月16日には彼女の伝記映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(原題: The Iron Lady)が公開されヒットとなった。主演のメリル・ストリープは「この驚くべき女性を通じて歴史をひもといていくお仕事は、非常に難しくもあり、またワクワクするような挑戦です。この役柄には、実際のサッチャー女史が抱いていたような情熱と注意深さを持って挑もうと思います。わたしの気力が彼女の持っていた気力に近づくことを期待するのみです。」と語った。
最初彼女の名前を聞いた時「マーガレット」って可愛い名前だなという印象を受けた。しかしニュースで流れる彼女の別名は「鉄の女」。この二つの名前のギャップが大きくとまどったことを覚えている。
いまでは女性指導者は珍しくなかったが当時としては珍しかった。今でも自分としては女性指導者といわれるとサッチャーの名前が浮かぶ。
彼女は約10年間イギリス首相の任にいた。日本で10年間首相を務めた人はいない。小泉さんでも5年。サッチャーさんの半分だ。
といっても日本と英国では政治形態が違うので比較は出来ない。イギリス首相としては10年の任期は普通らしい。
故田中角栄元首相は「自民党幹事長は何度やってもいい。あんな面白い職はない。しかし総理大臣は一回で良い。」といったらしい。それだけ一国の首相は激務ということだろう。
妻であり母で一国の首相であった彼女の心労はなみたいではなかったと推測される。
イギリス政府はサッチャーの葬儀を4月17日にセントポール寺院で、エリザベス女王とエジンバラ公の参列を賜る準国葬にすると発表した。首相経験者の葬儀に国王(エリザベス女王)が参列するのは1965年に亡くなったウィンストン・チャーチル元首相いらい48年ぶりとのこと。彼女の人柄と構成がこのことからも偲ばれる。
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