昨日の早朝聞き慣れないアラーム音で起こされた。
寝ぼけながら音源をたどってみると自分のスマホ。いつの間にかスマホにインストールされていたauの災害対策アプリから緊急速報メールが届き、アラーム音が鳴っていたのだ。
一気に目が覚め急いでTVをつける。無論TVでも地震速報を流していた。淡路島で震度6弱。
今度の震源地は18年前の阪神淡路大震災の震源に近い活断層らしい。地震の規模は阪神淡路大震災と比べて小さかったが震源が浅かったため大きな揺れとなったらしい。
被害は少なかったようだが、被害に遭われた方には心よりお見舞いを申し上げたい。
18年前の阪神淡路大震災の時は大きな揺れで目が覚めた。今回はスマホのアラーム音。
もちろん18年前は携帯はあったがスマホは存在していなかった。
TVをつけていれば緊急地震速報が見ることが出来るが、今回のような早朝であればTVの地震速報を見て地震の対策を取ることは出来ない。スマホが災害にも役立つということを今回再認識させられた。
マグニチュード7以上の地震は世界中でこの90年間に900回ほど起きているが、そのうち10%もの地震が日本で起きている。これは日本周辺のプレートが要因となっている。
日本には北アメリカプレート・ユーラシアプレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの4枚のプレートが、交差点のように周辺に集まっているからだ。
結局のところ我々日本人は地震とずっと相対していかなければいけないのだ。地震の予知は技術的にまだまだ未成熟であることは今回の東日本大震災で立証された。
しかし、地震が起きたらすぐに知らせる技術は着実に進歩しているようである。技術的に進歩した地震警報を私たちがいかに素早く受け取り適切に判断し行動していくか。
ハードウェアだけでなくソフトウェアも重要になってくるのだろう。
さらには温故知新の言葉のように、地震や津波に関する先人達の知恵をしっかり受け継いでいく必要もあると考える。
宮城県では過去何度も大津波に襲われている。そしてそれを教訓とした先人達の言葉が多く残っている。たとえば「津波てんでんこ」「命てんでんこ」
これは、それぞれ「津波が来たら、取る物も取り敢えず、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」になるという。
これは間違って解釈されることも多い。
群馬大学の片田大学大学院教授によると、「津波てんでんこ」というのは、「てんでばらばら、自分勝手に逃げる」というふうに間違って解釈されているがそうではない。「信頼関係がなければ、てんでんに逃げることなんてできない。子供は絶対に逃げてるに違いないと思うから、親は逃げられるのだと。これは親子の信頼関係がなければできないことだ。」と言っておられる。
このように先人達の大切な教えを間違いなく正しく伝えていく必要があるのだ。
津波対策はハード、ソフト両面あるが、特にソフト面が非常に大切なことが証明された。このようなこともふまえ各家庭で災害時にどう行動するか、考え続けていきたいと痛切に感じる。そして考え続けていくことが真の災害対策になるだろう。
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